連続起業家とIPO実績ある元CFOがタッグを組んで創業
マルナゲカンリ共同創業者の西澤さん・小澤さん登場
はじめに
「一人で独立するか、仲間と起業するか」 これは多くの独立志向の会計士にとって大きなテーマです。今回は、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)出身という共通点を持ちながら、全く異なるキャリアを歩んできた二人の会計士がタッグを組んで登場します。
一人は、JPモルガン証券勤務やスタートアップ創業・Exit(M&A)を経てきた「連続起業家」の西澤さん。もう一人は、2社のベンチャーでCFOを務め、見事IPO(新規上場)まで導いた「実務のプロ」小澤さん。 正反対の強みを持つ二人が創業した「マルナゲカンリ」とは一体どんなビジネスなのか?そして、なぜ彼らは再び「起業」の道を選んだのか。その熱い想いに迫ります。
「連続起業家」と「IPO達成CFO」の異色のキャリア
二人の出会いは2011年、デロイトトーマツコンサルティングの同期入社でした。しかし、その後の歩みは対照的です。
西澤さん(連続起業家)
監査法人を経て、JPモルガン証券、そしてDTCへ。その後はアメリカ永住権の抽選に当たりシリコンバレーへ渡るなど、まさに行動力の塊。2016年に起業した会社を売却(M&A)し、その後もインドへ渡るなど、グローバルかつ破天荒な「ストリートファイト」で経験値を積み上げてきました。
小澤さん(IPO達成CFO)
監査法人勤務からDTCへグループ内出向し、DTC卒業後、家電ベンチャー「カドー」のCFOとしてIPO直前までの体制構築を経験。その後、アパレル企業「キューブ」のCFOとして5年間従事し、ついに念願のIPO(上場)を実現させました。監査法人の「守り」と事業会社の「攻め」を知り尽くした、まさに管理部門のスペシャリストです。
中小企業のバックオフィスを「丸投げ」せよ
そんな強力な二人がタッグを組んで立ち上げたのが、「マルナゲカンリ株式会社」と「マルナゲカンリ税理士法人」です。
サービス内容はシンプルにして強力。「バックオフィス業務のアウトソーシング」です。 記帳、経理、税務、給与計算、労務など、管理部門の業務を文字通り「丸っと」請け負います。
なぜ今、丸投げなのか?
ターゲットは売上5億円以下のスタートアップや中小企業。これら企業は深刻な人手不足や事業承継問題を抱えています。「経理担当者が辞めてしまったら誰も何もわからない」「採用コストが高すぎる」といった課題に対し、彼らは「中小企業のシェアードサービスセンター」になることで解決策を提示しています。
圧倒的低価格の秘密
競合他社が「オーダーメイド型」で高単価なサービスを提供するのに対し、彼らは業務を徹底的に「標準化・マニュアル化」することで、高品質ながら圧倒的な低コストを実現。 「税務は税理士、労務は社労士」といった縦割りの煩わしさを排除し、ワンストップで完結する利便性が、多くの経営者から支持されています。
会計士資格は「落下ネット」である
これから独立や起業を目指す会計士に向けて、二人は力強いメッセージを語ってくれました。
西澤さんは言います。 「起業の想いがあるなら、即起業したほうがいい。資格は、失敗して下に落ちた時の『落下ネット』みたいなもの。どうせなんとかなるんだから、野心があるなら迷わずやるべきです」
一方、小澤さんは「実務」の視点から語ります。 「監査法人に長く居すぎると、事業会社や起業への転身はハードルが上がる。若いうちに外の世界に飛び出して、もし合わなければまた監査法人に戻ればいい。視野が広がった会計士は、どこでも重宝されます」
共同創業という選択肢
「一人で起業した時は、冬の夕方に軽トラで製品を顧客に届けながらも、寂しくて震えていた」と笑う西澤さん。 現在は信頼できるパートナーがいることで、事業スピードが格段に上がったといいます。
連続起業で培った事業経験やファイナンス知識を持つ西澤さんと、IPO実務で培った幅広いバックオフィス実務の論点解決力・構築力を持つ小澤さん。 二人の連携こそが、アウトソーシングサービスのクオリティを高める最大の武器なのかもしれません。
読者限定特典
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